4~5月が旬で美味しくいただけるタケノコ。
たけのこご飯や煮物やお吸い物など、いろんな料理が作れる美味しい食材ですが、調理前にあく抜きという下処理をしないといけません。
たけのこはただ普通に茹でただけだとえぐみがすごくて食べられたもんじゃないそうですよ(;^ω^)
たけのこのあく抜きと聞いて一番最初に思い浮かぶのは米ぬかですが、地域によっては手に入りづらかったりします。
収穫後はだんだんえぐみも増していくので、できるだけ早くあく抜きしたいですよね。
この記事ではたけのこの下処理で米ぬかがない時のあく抜き方法や、たけのこの保存方法や日持ちなどについてご紹介したいと思います。
たけのこの下処理で米ぬかがない時に米ぬか以外であく抜きする方法
たこのこの下処理で必要な米ぬか以外であく抜きするする方法をいくつかご紹介します。
方法としては5つ。
- 米のとぎ汁
- 重曹
- 塩
- 水だけ
- 大根おろし
これを使ったあく抜きの詳しいやり方をここから説明していきますね。
たけのこのあく抜きをコメのとぎ汁でする方法
米ぬかが手に入らない時は米のとぎ汁でも代用することができます。
お米を一つかみ入れて茹でたりする人もいます。
- たけのこ
- コメのとぎ汁 or 米ひとつかみ
- 水
◆大きめの鍋
1.たけのこの根元の固い部分(1cmくらい)と穂先の部分を斜めに切り落とします。
2.縦に2cmくらいの切れ目を入れ、鍋入れます。
たけのこの皮は2枚くらい剥いて全部はむかない方がいいそうですが、私は後から剥くのが面倒で先にむいちゃってます(^^;
切込みを入れるのは火を通りやすくするためです。
皮がついたままで茹でるとうまみが逃げにくくて、あく抜きもしっかりできるそうですよ。
3.たけのことたけのこがかぶるくらいの米のとぎ汁をいれます.
この時に唐辛子を入れる方もいるようですが、私は入れてません。
唐辛子を入れると殺菌作用やえぐみをやわらかくする効果があるとの事ですが、入れるのと入れないのとで効果の違いがあるのかどうかについては実証されていないとの事です。
4.火にかけて沸騰したら落し蓋をして、吹きこぼれないように弱火で茹でます。
この時、たけのこが浮いて空気に触れてしまうと色が悪くなってしまうので、落し蓋を忘れずに。
たけのこの大きさにもよりますが、だいたい1時間くらいで柔らかくなると思います。
根元の太い部分に竹串を刺してみて、スッと通るようなら火を止めてOK。
冷めるまでそのままの状態で置いておきます。
冷めるまで ⇒ 「粗熱がとれたら」では不十分なので、最低8時間以上(一晩)は置いて完全に冷ましてくださいね。
茹でた後も茹で汁につけておくことで、アクが抜けてうまみはタケノコに戻っていくんです。
5.水洗いをしてボウルにたけのことたけのこが完全に浸るくらいの水を入れて冷蔵庫に保管します。
皮をつけたまま茹でた時はここで剥いでくださいね。
たけのこのあく抜きを重曹(タンサン)でする方法
たけのこのあく抜きは食品用重曹(タンサン)ですることもできます。
- たけのこ
- 食品用重曹(タンサン)
- 水
◆大きめの鍋
1~2番までの手順は米のとぎ汁のところと一緒で、たけのこの根元の固い部分(1cmくらい)と穂先の部分を斜めに切り落とし、切込みをいれます。
3.大きめの鍋に水と重曹、たけのこを入れて火にかけます。
水1Lに対して重曹(タンサン)はだいたい小さじ1くらいが目安です。
4.沸騰したら弱火にして30~40分茹でます。
根元の太い部分に竹串を刺してみて、スッと通るようなら火を止めて、そのまま冷まします。
冷めたら水でよく洗って、お水につけてくださいね。
たけのこのあく抜きを重曹でするばあい、少し苦みが残る事があります。
たけのこのあく抜きを塩でする方法
たけのこのあく抜きは塩だけでもすることが可能です。
- たけのこ
- 塩
- 水
◆大きめの鍋
1.たけのこの根元の固い部分(1cmくらい)と穂先の部分を斜めに切り落とし、皮を剝いておきます。
2.大きめの鍋に水と塩、たけのこを入れて火にかけます。
塩の量の目安は水2Lに対して大さじ1.5くらいです。
3.沸騰したら30~40分茹でて、根元の太い部分に竹串を刺してみて柔らかくなってたらそのまま冷まします。
4.冷めたらよく水洗いし、お水につけておきます。
この方法だとちょっと塩気が残ってるかもしれないので、調理する時に塩の量は調整してくださいね。
たけのこのあく抜きを水だけでする方法
たけのこのあく抜きはなんと水だけでもすることができるんです!
- たけのこ
- 水
◆大きめの鍋
この方法は特に用意するものもないし手軽でいいんですが、他のやり方に比べるとちょっとだけ手間がかかります(^^;
1.たけのこの根元の固い部分(1cmくらい)と穂先の部分を斜めに切り落とし、皮を剝いておきます。
2.半分に切って、鍋にたけのことたけのこがかぶるくらいの水を入れ、強火で加熱。
沸騰したら火を弱めて1~2分茹でて、茹で汁を全部捨てます。
3.2の手順をもう一度繰り返します。
4.茹で汁を捨てたら、もう一度鍋にたけのことたけのこがかぶるくらいの水を入れ、沸騰したら火を弱めて1時間くらい茹でます。
5.根元の太い部分に竹串を刺してみて柔らかくなってたら茹で汁を捨てて、水にさらして洗います。
たけのこのあく抜きを大根おろしでする方法
たけのこのアク抜きはなんと、大根おろしでもできちゃいます!
大根をおろす手間はかかりますが、手順としてはこの方法が一番簡単かもしれません。
- たけのこ
- 大根
- 塩
◆大きめの鍋
1.大根を皮ごとすりおろし、大根おろしにする。
2.大根のおろし汁に同量の水を加える。
3.全体の量の1%の塩を加える。
全体量が500gあったとしたら塩の量は5gです。
4.たけのこの根元の固い部分(1cmくらい)と穂先の部分を斜めに切り落とし、皮を剝いておきます。
5.適当に小さめにカットして3の大根おろしの汁につける。
6.1時間くらい漬けたら水洗いし、1~2分茹でたらアク抜き完了です。
たけのこの保存方法や日持ちはどれくらい?
あく抜きしたタケノコは新鮮なうちに一気に使い切れたら一番いいのかもしれませんが、食べきれない時もありますよね。
タケノコを保存する方法としては冷蔵・冷凍・塩漬けの3通りあります。
たけのこを冷蔵で保存する方法
⇒ タッパーなどの保存容器にたけのこが完全に浸かるくらいの水を入れて冷蔵庫で保存します。
保存期間の目安はだいたい1週間です。
1日1~2回くらいでいいので、時々水は入れ替えるようにしてくださいね。
たけのこを冷凍で保存する方法
⇒ たけのこの水気を拭きとり、そのまま調理に使える食べやすいサイズにカットします。
ジップロックなどの冷凍用の保存袋に入れて、なるべく空気を抜くようにして冷凍します。
保存期間の目安はだいたい1か月です。
小さくカットしておくと、お吸い物などそのまま放り込んで使う事ができますよ^^
◆砂糖漬けにして冷凍保存する
⇒ たけのこを食べやすい大きさにカットしたら、砂糖をまぶし、冷凍用保存袋に入れて冷凍します。
砂糖をまぶしておくと水分は抜けにくくなりますが、甘みがあるので煮物などに使用する時は砂糖の量を調整してくださいね。
砂糖漬けにしたものはたけのこの味噌煮などに使うと美味しいですよ^^
解凍は電子レンジの解凍機能ですることができますが、たけのこご飯や煮物、お吸い物などに使用するのであれば、凍ったまま使用することができます。
塩漬けにして常温保存する方法
①たけのこの水気をしっかり拭き取ります。
②タッパーの底にたけのこを並べても沈まないくらいの塩を敷き詰め、皮が下になるようにたけのこを並べます。
③たけのこが見えなくなるくらいまで上からも塩をかけて覆い、蓋をして密閉して直射日光の当たらない場所で保管します。
保存期間の目安は1年くらいもつそうです。
一番日持ちが長いのは塩漬けですね。
◆たけのこの塩抜きの方法
①たけのこの塩を落とし、流水でよく洗います。
②たけのこを食べやすい大きさに切って、流水で洗い、たっぷりの水に半日くらいつけておきます。
時々水を替えた方がしっかりと塩抜をすることができます。
まとめ:たけのこのあく抜きを米ぬか以外でする方法や保存方法
以上、たけのこの下処理をするのに米ぬかがない時にあく抜きできる方法をまとめてみました。
米ぬか以外でたけのこのあく抜きをする方法は5つ。
- 米のとぎ汁
- 重曹
- 塩
- 水だけ
- 大根おろし
あく抜き後のたけのこを保存する方法は冷蔵・冷凍・塩漬けの3通りで一番長持ちするのは塩漬けです。
たけのこがたくさんあって食べきれない時は試してみてくださいね^^
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